マナビング基本情報技術者

ホスティングサービスはサーバを誰が用意する?

基本情報技術者試験 平成29年度春期 午前 問63 / システム戦略 › ソリューションビジネス

過去問にチャレンジ

平成29年度春期 午前 問63

ホスティングサービスの特徴はどれか。

  1. ア

    運用管理面では,サーバの稼働監視,インシデント対応などを全て利用者が担う。

  2. イ

    サービス事業者が用意したサーバの利用権を利用者に貸し出す。

  3. ウ

    サービス事業者の高性能なサーバを利用者が専有するような使い方には対応しない。

  4. エ

    サービス事業者の施設に利用者が独自のサーバを持ち込み,サーバの選定や組合せは自由に行う。

会話形式の解説

講師講師
この問題は、サーバを誰が用意するかを先に確かめると整理しやすいです。
受験者受験者
利用者が使うサーバなら、利用者自身が用意するのでしょうか。
講師講師
ホスティングでは事業者がサーバを用意し、その利用権を利用者に貸し出します。
受験者受験者
事業者が用意したサーバを使う、という説明が当てはまりますね。
講師講師
そうです。では、利用者が独自のサーバを事業者の施設に持ち込む説明は、何に当たりますか。
受験者受験者
それはハウジングです。サーバを用意する主体が違います。
講師講師
稼働監視やインシデント対応を全て利用者が担う、と断定できるでしょうか。
受験者受験者
いいえ。担当範囲はサービスの内容によって異なるので、全て利用者が担うとはいえません。
講師講師
では、ホスティングでは利用者がサーバを専有できないのでしょうか。
受験者受験者
いいえ。専用サーバ型なら専有できます。「対応しない」は言い過ぎです。
講師講師
その通りです。事業者が用意したサーバの利用権を借りる説明が正解です。運用管理や専有については、一律に決めつけず条件を確かめましょう。

まとめ

ホスティングサービスでは、事業者が用意したサーバの利用権を利用者に貸し出します。利用者が独自のサーバを事業者の施設に持ち込む形態はハウジングです。運用管理の担当範囲はサービスの内容によって異なり、ホスティングにはサーバを専有できる形態もあります。

解答・解説

正解はイです

この問題のテーマ

ホスティングサービスで使うサーバを誰が用意するか、また利用者がどのように利用できるかを問う問題です。

解き方の考え方

まず、サーバを用意するのが事業者か利用者かを見分けます。次に、運用管理の分担やサーバの専有について、「全て」「対応しない」といった断定が成り立つかを確かめます。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  運用管理面では,サーバの稼働監視,インシデント対応などを全て利用者が担う。
    アの運用管理の説明は、稼働監視やインシデント対応を全て利用者が担うとしている点が誤りです。担当する範囲はサービスの内容によって異なるため、利用者だけが担うとはいえません。
  2. ○イ  サービス事業者が用意したサーバの利用権を利用者に貸し出す。
    イのサーバの利用権を貸し出すという説明は、ホスティングの特徴に合います。事業者が用意したサーバを利用者が使う形態です。
  3. ×ウ  サービス事業者の高性能なサーバを利用者が専有するような使い方には対応しない。
    ウの専有できないという説明は誤りです。ホスティングには専用サーバ型もあるので、利用者がサーバを専有する使い方が可能です。
  4. ×エ  サービス事業者の施設に利用者が独自のサーバを持ち込み,サーバの選定や組合せは自由に行う。
    エの利用者が独自のサーバを施設に持ち込むという説明は、ハウジングに当たります。ホスティングを説明する選択肢としては適切ではありません。

POINT

  • サービス形態を見分けるときは、サーバを用意する主体に注目します。
  • 運用管理を誰が担当するかは、一律に決めつけずサービスの内容で判断します。
  • ホスティングでは、サーバを専有できる形態もあります。

※出典:平成29年度春期 基本情報技術者試験 午前 問63