マナビング基本情報技術者

かんばん方式で部品の引取りと在庫を考える

基本情報技術者試験 令和元年度秋期 午前 問70 / ビジネスインダストリ › エンジニアリングシステム

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令和元年度秋期 午前 問70

"かんばん方式"を説明したものはどれか。

  1. ア

    各作業の効率を向上させるために,仕様が統一された部品,半製品を調達する。

  2. イ

    効率よく部品調達を行うために,関連会社から部品を調達する。

  3. ウ

    中間在庫を極力減らすために,生産ラインにおいて,後工程の生産に必要な部品だけを前工程から調達する。

  4. エ

    より品質が高い部品を調達するために,部品の納入指定業者を複数定め,競争入札で部品を調達する。

会話形式の解説

講師講師
この問題では、部品をどこから買うかではなく、生産ラインの工程間でどう動かすかに注目します。
受験者受験者
仕様をそろえた部品を調達すれば作業は効率化できそうですが、それがかんばん方式ですか。
講師講師
仕様の統一は作業の効率化に関わります。ただ、後工程が必要な分を前工程から引き取る仕組みは示していません。
受験者受験者
見るべきなのは部品の仕様ではなく、工程間での引取り方ですね。
講師講師
はい。後工程が生産に必要な部品だけを前工程から引き取り、前工程は引き取られた分を補充します。
受験者受験者
必要量に合わせて部品を動かすので、工程の間にため込みにくくなるのですね。
講師講師
そのとおりです。中間在庫を抑えるという目的にも合うので、この説明が正解です。
受験者受験者
関連会社から調達するという説明もありますが、これは引取り方とは別の話ですか。
講師講師
はい。関連会社からの調達は取引先をどこにするかという話です。生産ライン内の工程間でどう引き取るかは説明していません。
受験者受験者
複数の業者から競争入札で選ぶ説明も、調達先の決め方ですね。
講師講師
そうです。業者の選び方と工程間の引取り方を区別しましょう。かんばんは、工程間の引取りや生産を伝える合図です。

まとめ

かんばん方式では、後工程が生産に必要な部品を前工程から引き取ります。前工程は引き取られた分を補充するため、工程間に部品をため込みにくくなります。部品の仕様をそろえることや調達先を選ぶことは、工程間の引取り方の説明ではありません。かんばんは、その引取りや生産を伝える合図です。

解答・解説

正解はウです

この問題のテーマ

かんばん方式における工程間の部品の引取り方と、在庫を抑える仕組みを問う問題です。

解き方の考え方

部品をどこから買うかではなく、生産ラインの工程間でどう受け渡すかに着目します。後工程が必要な分を前工程から引き取り、前工程が引き取られた分を補充する、という流れに合う説明を選びます。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  各作業の効率を向上させるために,仕様が統一された部品,半製品を調達する。
    アは部品や半製品の仕様をそろえる説明です。作業の効率化には関わりますが、後工程の必要量に応じて前工程から引き取る仕組みは示していません。
  2. ×イ  効率よく部品調達を行うために,関連会社から部品を調達する。
    イは関連会社を調達先に選ぶ説明です。取引先をどこにするかという話であり、生産ライン内で部品を引き取る方法の説明ではありません。
  3. ○ウ  中間在庫を極力減らすために,生産ラインにおいて,後工程の生産に必要な部品だけを前工程から調達する。
    ウでは、後工程が生産に必要な部品だけを前工程から受け取ります。必要量に合わせて部品を動かすため、工程の間に部品をため込みにくくなります。
  4. ×エ  より品質が高い部品を調達するために,部品の納入指定業者を複数定め,競争入札で部品を調達する。
    エは複数の業者による競争入札で調達先を決める説明です。業者の選び方を述べており、工程間で必要な部品を引き取る仕組みとは異なります。

POINT

  • かんばん方式では、部品の引取りを後工程の必要量から考えます。
  • 前工程は、後工程に引き取られた分を補充します。
  • かんばんは、工程間の引取りや生産を伝える合図です。

※出典:令和元年度秋期 基本情報技術者試験 午前 問70