プロダクトライフサイクルの成長期をどう見分ける?
基本情報技術者試験 平成30年度秋期 午前 問67 / 経営戦略マネジメント › マーケティング
過去問にチャレンジ
プロダクトライフサイクルにおける成長期の特徴はどれか。
- ア
市場が製品の価値を理解し始める。製品ラインもチャネルも拡大しなければならない。この時期は売上も伸びるが,投資も必要である。
- イ
需要が大きくなり,製品の差別化や市場の細分化が明確になってくる。競争者間の競争も激化し,新品種の追加やコストダウンが重要となる。
- ウ
需要が減ってきて,撤退する企業も出てくる。この時期の強者になれるかどうかを判断し,代替市場への進出なども考える。
- エ
需要は部分的で,新規需要開拓が勝負である。特定ターゲットに対する信念に満ちた説得が必要である。
会話形式の解説
講師製品が市場でたどる段階を、需要や売上の変化から見分けましょう。特に、需要が大きいというだけで成長期と決めないことが大切です。
受験者需要が大きくなる説明を選びたくなりました。競争が激しくなるのも成長期でしょうか。
講師競争が激しくなり、差別化やコスト削減が重要になる説明は成熟期です。成長が進んだ後の市場を表しています。
受験者では、成長期では市場や売上にどんな変化が出ますか。
講師市場が製品の価値を理解し始め、売上が伸びます。伸びる需要に対応するため、製品ラインや販路を広げる投資も必要です。この説明が正解です。
受験者新しい需要を開拓する説明も、市場を広げる点では似ています。
講師そこでは需要がまだ一部に限られています。製品の価値が市場に広がって売上が伸びる前なので、導入期です。
受験者需要が減り、撤退する企業が出る説明は、成長期とは逆の動きですね。
講師はい。それは衰退期です。需要の減少と撤退が判断の手掛かりになります。
受験者導入期は需要を開拓し、成長期は製品への理解と売上が伸び、成熟期は競争への対応が中心になると整理できます。
講師その順序に衰退期を加えると、導入期、成長期、成熟期、衰退期です。各説明で何が中心になっているかを確かめると、段階を区別できます。
まとめ
プロダクトライフサイクルは、導入期、成長期、成熟期、衰退期の順に進みます。成長期の手掛かりは、製品の価値が市場に理解され始め、売上が伸びることです。製品ラインや販路を広げる投資も必要になります。競争とコスト削減が中心なら成熟期、需要の減少と撤退なら衰退期、限られた需要の開拓なら導入期です。
解答・解説
正解はアです
この問題のテーマ
プロダクトライフサイクルの各段階を見分け、成長期に当たる説明を選ぶ問題です。
解き方の考え方
製品の市場投入後の流れを、導入期、成長期、成熟期、衰退期の順に整理します。成長期は、製品の価値が市場に理解され始め、売上が伸びる段階です。需要の減少や撤退が述べられていれば衰退期、競争の激化やコスト削減が中心なら成熟期と判断します。
選択肢ごとの解説
- ○ア 市場が製品の価値を理解し始める。製品ラインもチャネルも拡大しなければならない。この時期は売上も伸びるが,投資も必要である。製品の価値が市場に伝わり始め、売上が伸びるという記述が成長期に合います。伸びる需要に対応するため、製品ラインや販路を広げる投資も必要になる段階です。
- ×イ 需要が大きくなり,製品の差別化や市場の細分化が明確になってくる。競争者間の競争も激化し,新品種の追加やコストダウンが重要となる。需要が大きくなった市場で競争が激しくなり、差別化やコスト削減が重要になるという説明です。これは成長が進んだ後の成熟期を表します。
- ×ウ 需要が減ってきて,撤退する企業も出てくる。この時期の強者になれるかどうかを判断し,代替市場への進出なども考える。需要が減り、企業が撤退を考える状況は衰退期に当たります。売上が伸びる成長期の特徴とは合いません。
- ×エ 需要は部分的で,新規需要開拓が勝負である。特定ターゲットに対する信念に満ちた説得が必要である。需要がまだ一部に限られ、新たな需要を開拓するという説明は導入期に当たります。市場で製品の価値が広く理解され、売上が伸びる成長期より前の段階です。
POINT
- 各段階は、導入期から成長期、成熟期、衰退期へと進みます。
- 成長期を選ぶ手掛かりは、製品への理解の広がりと売上の伸びです。
- 競争への対応が中心なら成熟期、需要の減少が中心なら衰退期を考えます。
