マナビング基本情報技術者

ブルーオーシャンと既存市場をどう見分けるか

基本情報技術者試験 令和6年度 問17 / 経営戦略マネジメント › マーケティング

過去問にチャレンジ

令和6年度 問17

マーケティング戦略におけるブルーオーシャンの説明として,適切なものはどれか。

  1. ア

    競争が存在していない未知の市場

  2. イ

    コモディティ化が進んだ既存の市場

  3. ウ

    新事業のアイディアを実際のビジネスに育成するまでの期間

  4. エ

    製品開発したものを市場化する過程に横たわっている障壁

会話形式の解説

講師講師
まず、選択肢が市場の競争状態を述べているかを確かめましょう。ブルーオーシャンを見分ける手掛かりは何でしょうか。
受験者受験者
競争相手がいるかどうかですか。まだ競争のない市場が当てはまりそうです。
講師講師
その通りです。未開拓で競争相手がいない市場を述べた選択肢が正解です。
受験者受験者
製品の違いが小さくなった既存市場も、新しい市場と考えてしまいそうです。
講師講師
そこは区別します。コモディティ化した既存市場では価格による競争が起こりやすく、競争の激しい既存市場はレッドオーシャンと呼びます。
受験者受験者
では、新事業のアイディアをビジネスに育てるまでの期間は、市場の種類を表していませんね。
講師講師
はい。それはタイムトゥマーケット、略してTTMの説明です。競争相手の有無を述べていません。
受験者受験者
製品を市場に出して事業にする際の障壁も、期間とは別の話ですね。
講師講師
はい。その障壁は「死の谷」と呼ばれます。これも市場の競争状態を表す言葉ではありません。
受験者受験者
競争のない未開拓市場かを見れば、既存市場、期間、障壁の説明と区別できます。
講師講師
その整理で判断できます。似た用語が並んだら、まず何を表している言葉なのかを確かめましょう。

まとめ

ブルーオーシャンは、未開拓で競争相手がいない市場を指します。コモディティ化が進んだ既存市場は価格競争が起こりやすく、競争の激しい既存市場はレッドオーシャンと呼ばれます。TTMは事業化までの期間、死の谷は製品を市場に出して事業にする過程の障壁を表します。

解答・解説

正解はアです

この問題のテーマ

ブルーオーシャンという市場の意味を、既存市場や事業化に関する用語と区別できるかを問う問題です。

解き方の考え方

まず、各選択肢が市場の競争状態を述べているかを見ます。ブルーオーシャンは、競争相手のいない未開拓の市場を指すので、これに当てはまる記述を選びます。期間や障壁を述べた選択肢は、別の概念として整理します。

選択肢ごとの解説

  1. ○ア  競争が存在していない未知の市場
    アの「競争が存在していない未知の市場」は、まだ競争が起きていない市場を述べています。ブルーオーシャンの意味に合うため、正解です。
  2. ×イ  コモディティ化が進んだ既存の市場
    イのコモディティ化が進んだ既存市場では、製品の違いが小さくなり、価格による競争が起こりやすくなります。競争の激しい既存市場を表すのはレッドオーシャンなので、ブルーオーシャンには当てはまりません。
  3. ×ウ  新事業のアイディアを実際のビジネスに育成するまでの期間
    ウは、新事業のアイディアをビジネスに育てるまでの期間を述べています。これはタイムトゥマーケット(TTM)の説明であり、市場に競争相手がいるかどうかを述べたものではありません。
  4. ×エ  製品開発したものを市場化する過程に横たわっている障壁
    エが述べるのは、開発した製品を市場に出して事業にする過程の障壁です。この障壁は「死の谷」と呼ばれ、市場の競争状態を示すブルーオーシャンとは意味が異なります。

POINT

  • ブルーオーシャンを見分ける手掛かりは、未開拓で競争相手がいない市場かどうかです。
  • レッドオーシャンは、競争の激しい既存市場を指します。
  • TTMは期間、死の谷は事業化の障壁を表します。

※出典:令和6年度 基本情報技術者試験 科目A 問17