マナビング基本情報技術者

最高情報責任者の担当領域を見分けるには

基本情報技術者試験 平成30年度秋期 午前 問74 / 企業活動 › 経営・組織論

過去問にチャレンジ

平成30年度秋期 午前 問74

CIOの説明はどれか。

  1. ア

    経営戦略の立案及び業務執行を統括する最高責任者

  2. イ

    資金調達,財務報告などの財務面での戦略策定及び執行を統括する最高責任者

  3. ウ

    自社の技術戦略や研究開発計画の立案及び執行を統括する最高責任者

  4. エ

    情報管理,情報システムに関する戦略立案及び執行を統括する最高責任者

会話形式の解説

講師講師
この問題は、最高責任者が何を担当するかに注目すると整理できます。CIOが扱うのはどの分野でしょうか。
受験者受験者
情報の分野です。ただ、経営戦略を統括する役職も、情報システムに関わりそうで迷います。
講師講師
関わりがあるかより、説明の中心となる仕事を見ます。経営戦略と業務執行を全社的に統括するのはCEOです。CIOの担当領域は何ですか。
受験者受験者
情報管理と情報システムです。戦略を立てるだけでなく、その実行も統括する説明が該当します。
講師講師
そのとおりです。情報管理と情報システムの戦略立案・実行を統括する選択肢が正解です。では、資金調達や財務報告を扱う説明はどう判断しますか。
受験者受験者
仕事の対象が財務なので、CIOではなくCFOです。
講師講師
はい。残る技術戦略と研究開発計画を統括する説明は、どの役職に当たりますか。
受験者受験者
CTOです。「技術」と「情報」が近く感じますが、研究開発計画が手掛かりになります。
講師講師
そうです。技術戦略や研究開発計画はCTO、情報管理や情報システムはCIOとして、この問題では区別します。
受験者受験者
CEOは全社の経営、CFOは財務、CTOは技術と研究開発、CIOは情報という担当領域で見分けられます。
講師講師
その整理で判断できます。CIOの情報戦略は、経営戦略との整合も考えて進めます。

まとめ

CIOは、情報管理と情報システムに関する戦略立案と実行を統括する最高情報責任者です。経営戦略と業務執行を全社的に統括するCEO、財務を担うCFO、技術戦略と研究開発計画を担うCTOとは、担当領域で区別します。CIOの情報戦略は経営戦略との整合を考えて進めます。

解答・解説

正解はエです

この問題のテーマ

CIOが担当する領域を、他の最高責任者の担当領域と区別する問題です。

解き方の考え方

役職名ではなく、説明されている仕事の対象に注目します。情報管理や情報システムの戦略と実行を統括する役職がCIOです。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  経営戦略の立案及び業務執行を統括する最高責任者
    経営戦略と業務執行を全社的に統括する説明です。これはCEOの担当であり、情報分野を担うCIOの説明ではありません。
  2. ×イ  資金調達,財務報告などの財務面での戦略策定及び執行を統括する最高責任者
    資金調達や財務報告を扱う点から、財務面の責任者を指しています。該当するのはCFOです。
  3. ×ウ  自社の技術戦略や研究開発計画の立案及び執行を統括する最高責任者
    技術戦略と研究開発計画を統括する説明です。この領域を担うのはCTOです。
  4. ○エ  情報管理,情報システムに関する戦略立案及び執行を統括する最高責任者
    情報管理と情報システムの戦略を立て、その施策の実行まで統括する説明です。これは最高情報責任者であるCIOに当たります。

POINT

  • CIOを見分ける手掛かりは、担当領域が「情報」であることです。
  • CIOの役割には、情報分野の戦略立案だけでなく実行の統括も含まれます。
  • 情報戦略は経営戦略との整合を考えて進めます。

※出典:平成30年度秋期 基本情報技術者試験 午前 問74