マナビング基本情報技術者

競争地位戦略でニッチャーを見分ける着眼点

基本情報技術者試験 平成29年度春期 午前 問68 / 経営戦略マネジメント › 経営戦略手法

過去問にチャレンジ

平成29年度春期 午前 問68

競争上のポジションで,ニッチャーの基本戦略はどれか。

  1. ア

    シェア追撃などのリーダ攻撃に必要な差別化戦略

  2. イ

    市場チャンスに素早く対応する模倣戦略

  3. ウ

    製品,市場の専門特化を図る特定化戦略

  4. エ

    全市場をカバーし,最大シェアを確保する全方位戦略

会話形式の解説

講師講師
この問題では、各戦略がどこを対象にしているかに注目します。ニッチャーは、対象を広く取る立場でしょうか。
受験者受験者
全市場をカバーする選択肢がありますが、それもニッチャーに当てはまるのでしょうか。
講師講師
ニッチャーは特定の製品や市場に経営資源を集中します。全市場ではなく、対象を絞って専門特化する記述が合います。
受験者受験者
それなら、製品や市場の専門特化を図る特定化戦略が正解ですね。
講師講師
そうです。では、シェアを追ってリーダーを攻撃する記述は、どの地位に当たりますか。
受験者受験者
リーダーに挑むチャレンジャーです。差別化という言葉だけで選ばず、攻撃する相手を見ます。
講師講師
市場チャンスへの対応として挙げられた模倣戦略は、フォロワーに対応します。専門特化とは分けて考えます。
受験者受験者
全市場をカバーして最大シェアを確保する全方位戦略は、リーダーですね。
講師講師
そのとおりです。対象を絞るニッチャーとは異なります。
受験者受験者
攻撃はチャレンジャー、模倣はフォロワー、全市場のカバーはリーダーです。ニッチャーは専門特化で見分けられます。
講師講師
各記述の「攻撃」「模倣」「全市場」「専門特化」に注目し、競争上の地位と対応付けるのがポイントです。

まとめ

ニッチャーの基本戦略は、特定の製品や市場に経営資源を集中する特定化戦略です。リーダーへの攻撃はチャレンジャー、模倣はフォロワーに対応します。全市場をカバーする全方位戦略はリーダーに対応します。それぞれの戦略が対象を絞るかどうかを確認すると、区別しやすくなります。

解答・解説

正解はウです

この問題のテーマ

競争上の地位に応じた基本戦略のうち、ニッチャーに当てはまるものを選ぶ問題です。

解き方の考え方

各選択肢がどの競争上の地位を表すかを見分けます。ニッチャーは、特定の製品や市場に経営資源を集中する立場です。したがって、専門特化を示す記述を選びます。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  シェア追撃などのリーダ攻撃に必要な差別化戦略
    シェアを追ってリーダーを攻撃する記述は、チャレンジャーの立場に当たります。特定の分野に集中するニッチャーの説明ではありません。
  2. ×イ  市場チャンスに素早く対応する模倣戦略
    市場チャンスへの対応として挙げられた模倣戦略は、フォロワーに対応します。ニッチャーを見分ける手掛かりは、模倣ではなく製品や市場への専門特化です。
  3. ○ウ  製品,市場の専門特化を図る特定化戦略
    製品や市場を絞って専門性を高める特定化戦略は、ニッチャーの基本戦略です。経営資源を特定の対象に集中するという特徴に合います。
  4. ×エ  全市場をカバーし,最大シェアを確保する全方位戦略
    全市場をカバーして最大シェアを確保する全方位戦略は、リーダーに対応します。対象を絞るニッチャーの戦略とは異なります。

POINT

  • 競争上の地位を表す語と、それぞれの戦略を対応付けて読みます。
  • 「専門特化」は、対象を絞って経営資源を集中することを示します。
  • 「リーダーへの攻撃」「模倣」「全市場のカバー」は、それぞれ異なる地位を見分ける手掛かりです。

※出典:平成29年度春期 基本情報技術者試験 午前 問68