マナビング基本情報技術者

アンゾフの成長マトリクスで市場と製品をどう見る?

基本情報技術者試験 平成29年度春期 午前 問69 / 経営戦略マネジメント › 経営戦略手法

過去問にチャレンジ

平成29年度春期 午前 問69

アンゾフが提唱した成長マトリクスにおいて,既存市場に対して既存製品で事業拡大する場合の戦略はどれか。

  1. ア

    市場開発

  2. イ

    市場浸透

  3. ウ

    製品開発

  4. エ

    多角化

会話形式の解説

講師講師
この問題は、市場と製品を別々に見て、既存か新規かを判断します。設問ではそれぞれどうなっていますか。
受験者受験者
市場も製品も既存です。この組合せに当たる戦略名を選ぶのですね。
講師講師
はい。既存市場で既存製品による事業拡大を図るのは、市場浸透です。
受験者受験者
市場開発は名前が似ていますが、市場の条件が違うのでしょうか。
講師講師
そのとおりです。市場開発は既存製品を新規市場に向けます。設問の市場は既存なので当てはまりません。
受験者受験者
製品開発は、製品のほうが新規になると考えればよいですか。
講師講師
はい。製品開発は既存市場に新規製品を向けます。設問では既存製品を使うため、条件が異なります。
受験者受験者
では、多角化は市場と製品の両方が新規になる場合ですか。
講師講師
そうです。多角化は新規市場と新規製品の組合せです。設問は両方とも既存なので選べません。
受験者受験者
市場と製品を一つずつ確認すれば、今回は市場浸透だと判断できます。
講師講師
その確認が大切です。市場開発と製品開発で迷ったときも、どちらが新規になるかを見れば区別できます。

まとめ

アンゾフの成長マトリクスでは、市場と製品をそれぞれ既存か新規かに分けて戦略を判断します。既存市場と既存製品の組合せは市場浸透です。市場開発は市場が新規、製品開発は製品が新規、多角化は両方が新規です。

解答・解説

正解はイです

この問題のテーマ

アンゾフの成長マトリクスで、市場と製品の組合せから成長戦略を判断する問題です。

解き方の考え方

まず、市場と製品をそれぞれ既存か新規かに分けます。設問では、どちらも既存です。この組合せに当たる戦略名を選びます。

選択肢ごとの解説

  1. ×ア  市場開発
    市場開発は、既存製品を新規市場に向ける戦略です。設問の市場は既存なので、条件が合いません。
  2. ○イ  市場浸透
    市場浸透は、既存市場で既存製品による事業拡大を図る戦略です。市場と製品の両方が設問の条件に一致するため、正解です。
  3. ×ウ  製品開発
    製品開発は、既存市場に新規製品を向ける戦略です。設問では既存製品を使うため、製品の条件が異なります。
  4. ×エ  多角化
    多角化は、新規市場と新規製品を組み合わせる戦略です。設問では市場も製品も既存なので、当てはまりません。

POINT

  • 戦略名を選ぶ前に、市場と製品を別々に判定します。
  • 「市場開発」と「製品開発」は、どちらの側が新規になるかで区別します。
  • 市場と製品がともに既存なら、市場浸透を選びます。

※出典:平成29年度春期 基本情報技術者試験 午前 問69